株式会社モリサワ様 MCCatalog+製品サイト 立ち上げ・運用
「フォントのモリサワ」の新たなチャレンジ。
その第一歩を印象付けるウェブサイトの誕生
写真左:コンテンツプロモーションチーム 盛田辰彦様 / 写真右:コンテンツプロモーションチーム 係長 小野大輔様
「フォントのモリサワ」としてDTP、Web業界ではその名を知らない人はいない株式会社 モリサワ様。
同社が手がける新しいサービス「多言語対応電子配信ツール MCCatalog+」の製品サイト立ち上げおよび販促ツールの制作を、ホームワーカーズコミュニティ(以下HWC)は今回、企画からお手伝いさせていただきました。
MCCatalog+はモリサワにとって「過去のモリサワ」からのイノベーション。
盛田様:
弊社は文字を通じて社会に貢献するという理念のもと事業をやってきましたが、それは日本語に限らず他言語でのコミュニケーションにおいても同じだと考えています。
これまでは日本人向けにサービスを展開していましたが、今回はじめて訪日外国人への情報発信を手軽にというコンセプトで、多言語対応の電子配信ツール「MCCatalog+」が誕生しました。これは、日本語の印刷データをインポートすると自動翻訳され、さらにその内容を自動配信することができるWebツールです。
小野様:
MCCatalog+は、今までのモリサワのビジネスと全く違ったビジネスモデルなんです。
今までのモリサワのビジネスフィールドであった出版・印刷業界は、モリサワというブランドが通用する業界でした。
しかし、今回MCCatalog+で進出した、多言語・インバウンド・訪日外国人がキーワードとなる新しい分野においては、自社のブランドが通じないところにビジネスをしかけなければならないということを意味していました。今までのモリサワのプロモーションから大きく変えないとうまくいかないだろう、という思いはスタートからありましたね。
- 小野様:
- そうですね、そういう意味でMCCatalog+は過去のモリサワからのイノベーションでなきゃいけない、という課題がありました。会社の殻を破らなければならない。今までのやり方では通用しない、手さぐり状態でやらなきゃいけないというのは最初からわかっていました。
ですからノウハウがなく、またプロジェクトのメンバーも少ないなかで、我々のやりたいことを理解し、真意を汲んで専門家の立場から多様なやり方を提案してくれる―そんな仕事の進め方ができるパートナーを求めていました。
- 小野様:
- 色々と商品のことをプロモーションするわけなので、商品のことを理解していただかないと、良いものはできないですよね。その意味でHWCが一番商品の勉強をして下さっていました。あとは、我々のことをよく理解してくださって、かゆいところに手が届く、といいいますか、我々が1言ったことに対して10返して下さるなという印象を受けました。
「イメージ」を訴求するデザインで、モリサワの「イノベーション」を象徴するサイトに
- 小野様:
- 社内もですが、今までのモリサワを知っている社外の方々から「モリサワさん、今回印象が変わったね」と言われましたね。良い方向に変わった、という評価でした。
- 盛田様:
- そうですね、褒め言葉をいただきましたね。
- 小野様:
- どちらかというと、モリサワって堅い印象だったんですね。例えばある製品を作るとき、機能ありき、そこが訴求ポイントでした。何ができるのか、何をするものなのか、ということをきちんと説明することが重要でした。
- でも今回のビジネスは、それによってどのようなベネフィット、効果が生まれるのかという「イメージ」を持ってもらう必要がありました。それがWebサイトやカタログで表現できていると思いますね。モリサワの将来の方向性がよくわかる、と言っていただけました。
- 小野様:
- そうですね。そしてMCCatalog+がどういうものなのか、というイメージはこの新しい業界に根付いたのかなと思います。
なので、次のステップでは明確な課題を持つ人たちにどうアプローチしていくか…ですね。
- 盛田様:
- 引き続き、私たちがコンペで一番最初に感じた印象を、次のフェーズ、今後の運用の事案ごとにも期待しています。私たちが気づかなかったこと、かゆいところにまで手が届くようなご提案をぜひしていただきたいですね。
HWCの多様性を生かしたプロジェクト体制
- 小野様:
- 営業とプランナーはHWCの社員さんですが、サイトとパンフレットの制作ディレクター、デザイナー、コーダー、ライターはフェローワーカーの方々ですね。
- 小野様:
- 私たちもチャレンジをしていかなければいけない状況なので、固定メンバーだけがやるとなるとスピード感が失われたり、アイデアも限定されたものになってしまう可能性があります。なので、タスクを分散しつつ、やりたいことにあった人をアサインしてくださるというのはやりやすかったですね。
大人数になると多少認識のブレなども出てくることもきっとあるのではないかと思ってしまいますが、そこはHWCが間にはいってくれることでカバーしていただいたので気になりませんでしたね。
- 盛田様:
- そんなにいらっしゃったんですね!笑
そうですね。方向性はもちろんなんですが、お会いさせていただいた方はHWCと同じように要望に対してレスポンスも早く、呑み込みもよく、こちらの想定以上のものを返してくださいました。
- 小野様:
- そうですね、基本は守りつつ、多様な取り組み、新しい風をプロジェクトに入れていただけるのは、ありがたいです。
*フェローワーカー:本登録会員のフリーランス
- 左から:
- コンテンツプロモーションチーム シニアマネージャー 中川和彦様
コンテンツプロモーションチーム 課長 堤俊二様
コンテンツプロモーションチーム 係長 小野大輔様
コンテンツプロモーションチーム 山下紗希様
コンテンツプロモーションチーム 盛田辰彦様
弊社担当アカウントセールス 小野
※FW=フェローワーカー(本登録会員)