専門学校の講師も務めるフリーランスのアートディレクター。
二つの仕事に軸足を置き、未来に役立つデザインを見つけたい。

	vol.13西山拓磨さん　Takuma Nishiyama アートディレクター 広告やWebサイトのビジュアルデザイン全般を手がける。 週2日は非常勤講師として、京都と大阪のデザイン専門学校にて、Webを活用したコミュニケーションやブランディングデザインを教えている。

Webデザイナーとして出発したものの、転職失敗により挫折。

もともと広告デザインに興味があり、京都の専門学校でグラフィックデザインを学びました。
学生時代は、自主的なクリエイティブ活動として、友人たちと一緒に音楽ライブやイベントを企画し、
チラシやポスターなどのデザインをしていました。
学校の授業以外にも、こういった活動のなかでデザインの考え方や技術を学びとり、
将来はビジュアルデザインを総合的に手がけるアートディレクターのようになりたいと考えていました。

卒業後は、広告制作会社にWebデザイナーとして入社しました。
Webデザイナーといっても見た目をデザインするだけでなく、企画からコーディングまで広義の”デザイン”を担当。
クリエイティブに関わることは、なんでも吸収したいという気持ちでした。
その好奇心の強さから入社2年目になると、もっと新しいことにチャレンジしたい気持ちが高まり、
知人紹介のスタートアップ企業へ勢いで転職してしまいました。
しかし、この企業の事業は失敗に終わったので、入社1年経たずに退社することに。
企業を見極められなかった自分への憤りが湧きましたが、
すぐに頭を切り替え、次なる企業を探しはじめました。
ですが、再び転職に失敗するのを恐れ慎重になりすぎた結果、就職活動に行き詰まり。
目指すべき方向を完全に見失い、不安が日々膨らむばかりでした。

恩師の呼びかけにより専門学校の非常勤講師へ。フリーランスとしても踏み出す。

そんなとき、専門学校時代の恩師から連絡があり「デザイン学科の人手が足りず困っているので、講師の仕事を手伝ってもらえないか」という相談をいただきました。
恩師への感謝と、職に就ける安堵の思いで”やってみよう”と、
迷うことなく承諾。助手として働くことに。
1年目は、イベントやプロジェクトの企画を考えたり、学生たちと一緒に制作物をデザインたりと、これまで積んできた経験を発揮できる場となり、一つひとつ大切に取り組んできました。
2年目には授業をもてるようにもなり、
”Webを活用したコミュニケーション”をテーマとした内容で、講師としての階段を一歩ずつ登っていきました。

講師業以外の空いた時間は、新しい仕事を自分の力で拓こうとフリーランスを開業し、
広告グラフィックやWebサイトをはじめとした総合的なビジュアルデザインを手がけました。
しかし、フリーランスは会社員や講師とは違い、困りごとがあっても相談するひとが周りにいない辛さがありました。
そこで、同じ悩みをもった経験のあるフリーランスと知り合い、解決の糸口を探そうと、
さまざまなWeb系イベントに参加したり、自分自身もクリエイター同士の交流会を企画し実施しました。
ほかのフリーランスの方はどうなのだろう、と気になっていた疑問や仕事の悩みを相談できる仲間が
一気に増えたほか、つながった人脈により新しい仕事が舞い込むこともあり、
こうした動きが自然と営業活動にもむすびついたと思います。

講師とフリーランスの経歴だからこそできる、クリエイティブな取り組みをしていきたい。

HWCのことは、Web系イベントがきっかけで、タレントエージェントの方と知り合い登録しました。
ほかのクラウドソーシングサービスにも登録していますが、
HWCの場合、プロジェクトコーディネーターという職種の方々が、案件の進行サポートサポートをしていたので、
とても助かりました。
これまで、Webサイトのデザインやコーディング、WordPressのカスタマイズなどを紹介してもらいましたが、
プロジェクトコーディネーターの指示が毎回わかりやすく的確ですので、見習うべく学ばせてもらっています。
また、講師とフリーランスという二本柱の経歴を活かせる場として、
HWCが主催する勉強会の講師役にも、興味がありますね。

いまは、週2日は大阪・京都の専門学校で非常勤講師を務めつつ、
それ以外の時間はフリーランスの仕事に注力しています。
今後は、広告やWebのデザインに留まらず、
学生たちと一緒になり、産学連携プロジェクトの企画や地域のブランディングなど、
社会にとって本当に役立つ”デザイン”を考え見つけていきたいと思います。
講師兼フリーランスだからこそできる、クリエイティブな取り組みに挑戦していきます。

1day＆1weekスケジュール

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